家業を引継ぎ、鬼師としての修業を重ねる傍ら、他産地の職人とも積極的に交流し、研鑽を積んだ。現在は鬼敦(オニアツ)として独立し、手造りにこだわった瓦製品を世に送り出している。

全国の一流の鬼師達から指導を受け、得た知恵を糧に「自分らしさ」を追及する。量産ではなく、ひとつひとつの仕事をその都度、丁寧にこなしていくのが信条。きめ細やかな仕上げといった技術的なこだわりは勿論、あしらった模様の意味までを大切にする。「毎日が修行」と独立した今尚、精進の日々は続く。